バイオリンを装備した。MPが5回復した。

趣味のお道具箱に入れっぱなしだった譜面台と一緒に取り出しました。

松ヤニさん

新婚の頃(4半世紀も前だw)、私がバイオリンを触ってみたいというので、夫が実家からバイオリンを持ってきてくれた。

夫は子供の頃にバイオリンを習っていたらしい。いわゆるアーリースターターっていうの? レイトスターター(私)に対する態度の端々がそこはかとなくえらそうだ。ちっ。

「子供の頃のだから小さいかも。まあキミなら大丈夫かw」(私はチビであります)

その口ぶりからかなり小さい頃から習っていたと思っていたのだが(本人も)、持ってきてくれた楽器を見たら4/4。サイズを変えた覚えがないというので、幼児期からやってた「アーリー様」というよりは小学生くらいにちょこっと習った「アーリーちゃん」だろう。

私はちょっと触ってみて、まず楽器を支えられず、さらに弦を押さえる左手は痛いし、弓は真っ直ぐ引けないしで、あっという間に放り投げてしまいましたとさ。開放弦を弾くのは楽しかったけど。

今みたいにネットで動画を検索とか出来なかったし、バイオリンが大人になってからでも練習して楽しめる楽器だなんて想像もしなかったもんね。夫のえらそうなビブラート見せられて、その時はそっとケースの蓋を閉じましたよ。

 

それから何年も経ち、久々にバイオリンケースを開けてみたら、なぜか弓が見当たらない。無いとなるとまた触ってみたくなるもので、楽天激安ショップで中古の弓を買ってしまった。松ヤニも必要だということで併せ買い。一番コスパのよさそうなのを。

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ハイダージン。イギリス製。赤茶色の丸い缶に入ってて、なんだか可愛い。

「私の弓」「私の松ヤニ」。うふふふ。

ところが何往復塗ってみても、弓はつるつる滑るばかり。アーリーちゃんに教わるのは癪なので、ゴシゴシ延々と続けたけど、全然つかない。見兼ねたアーリーちゃんが松ヤニにカッターナイフで傷をつけて塗ってくれたんだけど、やっぱりつかない。ガリガリ削って傷だらけにし、ようやく鳴るようになり無事解決。

ああいい音(開放弦。とくにG線がお気に入り)。

ところがその時もやっぱり放り投げちゃった。なぜか弾けるようになる気がしたんだけどな。なんで弓買った。魔が差したとしか。

 

それから程なくしていよいよ本命の「私のバイオリン」が手に入りました。

弓、松ヤニはセットのものを使わず、私の弓、私の松ヤニで練習してたんだけど、先日、付属の松ヤニが評判のいいものだということを知ってびっくり。セット品として付いてたものだし、入れ物は簡単な袋だし、ハイダージンと比べたらサイズだって化粧品サンプルみたい(実際サンプルだと思ってた)。しょせん性能もおまけクラスだろうと思って放置してた。

 

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BERNARDEL(ベルナルデル) バイオリン用松脂

BERNARDEL(ベルナルデル) バイオリン用松脂

 

 レビューもいいし、これは塗ってみるでしょ。

 

さっそく塗りました。

なんと!

二往復でちゃんと塗れてる感じ。

弦に弓がくっつく感じ引っかかる感じも、とてもいいじゃないの!

 

「松ヤニの塗り方」ってあっちこっちでみたけど、塗りすぎないようにとか二往復くらいとか書いてある。でもその通りやったらどうも足りない気がする。だからすっごいゴシゴシ付けてた。小刻みにゴシゴシゴシゴシしながら下から上へ二往復。これだけ塗り付けてるのに本体に粉が落ちたりもしない。先生からは「弓がちょっと滑るから毛替えしたほうがいいかも」って言われるくらいだから、たぶん塗りすぎてはいないはず。

 

で、ベルナルデルにしてからはゆっくり二往復で充分鳴る。2〜3日に一度塗るだけ。

なんだ、これだけでいいんだ!(古くて固くなってた?)

 

松ヤニ、大事。