なぜだかカラオケでうまく歌える気がしてる
私はここ20年くらい、カラオケに行ってない。
最後にカラオケボックスに行ったのは、
勤めていた営業所の解散会。
完全なツキアイだったのでマイクは握っていない。
自意識過剰すぎで恥ずかしくて歌えないのであります。
そんな私に、息子と母がマウントしてくる。
マウントしてる気は全くないんだろうけど、
「すっごい盛り上がった」「90点出すなんて簡単」
「ヴィブラートは得意、しゃくりが苦手やねん」ってさ。
彼らの話を聞いてると、
私はなんか人生の楽しみの5%くらいは損してるんじゃないかと思うけど、
たぶん死ぬまでカラオケボックスに歌いには行かないんじゃないかな。
それでもたまに、自分が歌えるもんかどうか確かめたくなることがある。
歌う力って、歌わないとどんどん落ちてくるんだなと思うのが、
「ほらほら、あの曲よ、ふんふんふん〜」って人にメロディーを説明するとき。
絶対に若い頃より音痴になってる。
自分で歌っててもなんか違うし、相手に全然伝わらない。
頭の中には流れてるんだよ、ちゃんとその曲が。
なのに歌ってるうちに下手すると長調の曲が短調になったりしてる。
移調するくらいは普通だけど、メジャーがマイナーになるのはまずい。
ところが、5年くらい前にフルート始めてから、随分まともに歌えるようになってた。
特に発表会用に何ヶ月もかけて練習してる曲だと、
裏声駆使してハミングできるようになる。
マックスで音痴だったときは、
「亡き王女のためのパヴァーヌ」って曲は知ってるのに歌えなかった。
でも、発表会用に練習してほぼ仕上がった時、歌えるようになってた。
(鼻歌で。人前で歌ったことはない)
そのころは、人にメロディーを説明する時も、
まあまあ伝わるくらいは歌えるようになってたんだけど、
やめて1年半。
人に説明する鼻歌は、まったく伝わらなくなってしまいました。
で、また楽器を始めたので歌えるんじゃないかとこっそり思ってる。
私、カラオケ上手いんだよ(妄想)。
ここ20年マイク握ってないけど。